「もうお菓子は食べない」と決めた翌日に食べていた。イライラしないようにしようと思っても、ちょっとしたことで感情が動く。「意志が弱いんだ」「自分はダメだ」と何度思ったかわからない。

今思えば、根性でどうにかなる問題じゃなかった。原因は意志の強さではなく、腸にあった。

食欲もイライラも、腸内環境が乱れているサインだった。

腸を整えたら、ガマンしなくても変わった。甘いものへの欲求が自然に落ち着いて、感情が安定してきた。「根性が足りなかった」のではなく、「腸が整っていなかった」だけだった。

なぜガマンしても続かないのか

お菓子をやめようと決意して、数日は続く。でも夕方になると甘いものが無性に食べたくなって、「今日だけ」が続く——この繰り返しには、体の仕組みが関係している。

腸内環境が乱れると、悪玉菌が増える。悪玉菌は糖質・甘いものをエサにして増殖するため、腸から脳に「甘いものをよこせ」というシグナルが送られる。これは意志の力でどうにかなるものではなく、腸の状態が作り出す欲求だった。

イライラも同じ。腸で作られるセロトニン(幸せホルモン)が不足すると、感情が不安定になる。「根性で感情をコントロールしよう」としても、材料が足りていなければ作れない。

腸を整えたら、ガマンが要らなくなった

腸活を始めて数か月経った頃、気づいたことがあった。夕方になっても甘いものを強く求める感覚がなくなっていた。「食べない」と決めていたわけじゃない。食べたいと思わなくなっていた。

イライラも同じで、意識して抑えようとしていたわけじゃないのに、小さなことで感情が動きにくくなっていた。腸が変わると、欲求と感情が落ち着いてくる。これを体で感じたとき、「意志の力でどうにかしようとしていたのは完全に間違いだった」と思った。

根性論をやめて、腸から変えた

やったことはシンプルだった。夕食に納豆を一パック足すところから始めて、朝の味噌汁を毎日続けて、慣れてきたらキムチやヨーグルトも加えた。砂糖・加工食品は「やめよう」と決めるより、発酵食品を足すことで自然と欲しいと思わなくなっていった。「食べない」と頑張るより、腸内を変える方がずっと効果的だった。

意志が弱いから変えられないのではない。腸が変わっていないから欲求が変わらないだけ。順番が逆だった。腸を先に変えれば、あとはついてくる。

まとめ

  • 甘いものへの欲求は腸内の悪玉菌が作り出している。意志力の問題ではない
  • イライラはセロトニン不足が関係している。腸が整うと感情が安定してくる
  • 「食べない」と決めるより、腸を整える方が欲求自体を変えられる
  • 根性でどうにかしようとしていた頃より、腸活を始めてからの方がずっとラクになった